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作品をつくっていて、思い至ったこと。

物語を作るにあたって、この間のワークショップで勉強したことを生かせるなぁと思いました。

私は、ネットラジオの番組で、自分の作った短い作品を、 朗読していたりします。

その作品は起承転結でもって、私は考えて作っています。

この間勉強した、脚本の構成や、時間配分など、作品作りの屋台骨、骨格になる部分の勉強でしたから、

今日作っている作品にも、生かされているなぁと、思うんです。

上演する時間が決まっています。

見せたいポイントがあります。

そして、物語には、はじめと終わりがあります。

そういう、点を踏まえて、ひとつひとつ、物語を進行していくのが、

オーソドックスな作品の作り方なんだろうなって、思います。

なので、本を読んでいても、まえがき、本編、あとがきがありますよね。

ただ、本の場合は、飛ばし読みも出来ますから、読者を惹きつける魅力を随所に散りばめて、

読者に楽しんでもらえるように配慮するのかなぁ、と考えます。

その点、流れをつないでいく作品になりますと、読者の心の動きの中で、

事件が起こった後、物語が展開した後に、間延びしないよう、パンチを効かせるなど、

工夫が必要だと思います。

私の勉強したことは、ひとつの考え方ですし、

きっと、別の作り方、それから、別の視点、別の切り口、とっかかりなど、

まだまだ、考えなくちゃいけないことはたくさんあるんだと思います。

それから、その別のことごとを知るためには、本や新聞などの媒体もそうですが、

人と話すことの中に、また、劇やライブを観に行くことで、見つけていけるものだと思います。

前回参加させてもらったワークショップであっても、以前より交流のあった和田小太郎さんからの、

お誘いでしたから、人の輪を、人とのめぐり合わせを、大切にしていきたいなぁ、と、思うのでした。

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