村田明子オフィシャルサイト » Blog Archive » 『ハッピーバースデー―命かがやく瞬間』 青木 和雄

『ハッピーバースデー―命かがやく瞬間』 青木 和雄

ハッピーバースデー―命かがやく瞬間 (ときめき文学館)
ハッピーバースデー―命かがやく瞬間 (ときめき文学館)

この本との出会いは、図書館でした。

たまたま、ぶらりと眺めている中で、惹かれるモノを感じて、手にとって、

立ち読みをしながら、泣いてしまいました。

この話は、小学生の女の子が主人公なのですが、

その子の触れる自然の雄大さ、感情が湧いてくる瞬間、おじいちゃんとの会話、

お兄ちゃんの立場での考え方やお母さんのトラウマ、学校の先生の考え、など、

色々な立場で、感じ入るものがあるお話です。

登場人物の視点にたって、物語を眺めてみると、色々な人物の事情や過去、体験などが頭の中を巡り、

どの立場にたっても、感情移入してしまい、感情が溢れて涙になってしまうのです。

この本を購入し、自宅で、何度か読みなおす機会がある本なんですが、

一つのつながったお話なのに、

ストーリーを把握しているから、どこから読み始めても、

登場人物の新たな面、新たな発見が出来る本で、読書量を増やし、

自分の中の情報を増やすことで、更に、この本を楽しめるので、面白いです。

今日は、40ページくらい、音読してみました。

ゆっくりと、語りかけるように、また、キャラクターの生理に合うように、

じっくりと読み上げることで、

各キャラクターの心情がどことなく自分の中でリンクして、

奮い立つものがあったり、ぎりぎりの状態のシンドイ気持ちが私の中に生まれたりして、

やはり、この本は、すごい本だと、再認識しました。

いつか、この本を丸々読みきっても、疲れない、持久力を付けて、

録音したいなぁ、と思うのでした(^▽^)ノ
 
 
【from Staff】今夜、ネットラジオ「村田明子の明日天気になぁれ♪」オンエア日です。是非聴いてください!
 http://tga-studio.com/2012/01/22/aki_20/

コメントは受け付けていません。

Search