『ハッピーバースデー―命かがやく瞬間』 青木 和雄
この本との出会いは、図書館でした。
たまたま、ぶらりと眺めている中で、惹かれるモノを感じて、手にとって、
立ち読みをしながら、泣いてしまいました。
この話は、小学生の女の子が主人公なのですが、
その子の触れる自然の雄大さ、感情が湧いてくる瞬間、おじいちゃんとの会話、
お兄ちゃんの立場での考え方やお母さんのトラウマ、学校の先生の考え、など、
色々な立場で、感じ入るものがあるお話です。
登場人物の視点にたって、物語を眺めてみると、色々な人物の事情や過去、体験などが頭の中を巡り、
どの立場にたっても、感情移入してしまい、感情が溢れて涙になってしまうのです。
この本を購入し、自宅で、何度か読みなおす機会がある本なんですが、
一つのつながったお話なのに、
ストーリーを把握しているから、どこから読み始めても、
登場人物の新たな面、新たな発見が出来る本で、読書量を増やし、
自分の中の情報を増やすことで、更に、この本を楽しめるので、面白いです。
今日は、40ページくらい、音読してみました。
ゆっくりと、語りかけるように、また、キャラクターの生理に合うように、
じっくりと読み上げることで、
各キャラクターの心情がどことなく自分の中でリンクして、
奮い立つものがあったり、ぎりぎりの状態のシンドイ気持ちが私の中に生まれたりして、
やはり、この本は、すごい本だと、再認識しました。
いつか、この本を丸々読みきっても、疲れない、持久力を付けて、
録音したいなぁ、と思うのでした(^▽^)ノ
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