『1億欲しいか! 芳晶せいじの華麗な成り上がり人生』 芳晶せいじ
私は、ホストクラブに行った事は無いので、
道でキャッチをしているホストさんを遠くから眺めたことしかありません。
なので、『よくわからない』というところから入りました。
私の中では、漫画やドラマなどのイメージがあるくらいでした。
この本は、芳晶せいじさんのいろんな、いろんなエピソードが散りばめられています。
多分、凄まじい10代を過ごしていたと思われますが、
芳晶せいじさんが、ホストで、昔のことを面白おかしく振り返っているから、
読んでいても、面白い経験してるなぁって、思いがちですが、
想像すると、かなり、際どい!!
本当に、飛び抜ける程のエピソードが山ほど書かれています。
そして、女性に語りかける部分がよくあることに、ちょっと驚きました。
てっきり、ホストになっての稼ぎ方だとかで、男の人向けかと思ってたんですが、
女性に対しての、アドバイスが印象深いです。
それから、飼っているたくさんの動物の話、ホストさんたちのエピソードが散りばめられていて、
会話口調の文体もあいまって、とっても楽しく読むことができます♪
人から愛されるには、モラルと清潔感がとっても大事なことだと、繰り返し書かれています。
トークを磨くのに落語を聞くことがいい、というのは、この本から教わったことです。
今、再び読んでみて、真新しいことは特にないのですが、
そのかわり、そこに描かれている出来事や、語りかけられている言葉が、
ずっしりと、重く感じました。
言葉として、印象深いのは、
「誰よりもトークを勉強し、誰にも負けないくらいキャッチに励み、だれにも負けないくらいに営業し、だれにも負けないくらいに同伴し、だれにも負けないくらいにアフターした。」
これは、私自身にも当てはめることが出来ることで、
「まだまだ、できることがある!」と、自分が奮い立つ言葉として、
とても、心に、頭に、残っています。
ちなみに、この本は6年前に読んだんですが、付箋が各章ごとに貼ってあり、
自分のお気に入りの話題にも付箋がついていて、
当時の自分がこの本から学び取ろうとしたことが伺えて、
ちょっと懐かしく、ほくそ笑んでしまいました。
当時、AcQuA EP というグループで、CDも出していたりして、
この本から、芳晶せいじさんについて、ネットで調べていたこともありました☆